たなぼた生活

ゆるゆる やりたいことをやる人生を。「棚からボタモチ」みたいな生き方を実験中♪

日常に実験を。

f:id:ken-oriyama:20141227004534j:plain

今年は少しずついろんなチャレンジをした1年だった。

その1つが「人の家に泊めてもらう」こと。

 

9月にやった「わんコイン家出」、11月の「たなぼたの旅」、12月の「放浪の旅」の3回にわたり、いろんなお家にお邪魔させてもらった。

 

もともと僕は旅は嫌いだし、人の家に泊まるのは気を使ってしまうのでとても苦手意識があった。9月に体調不良もあって当時やっていた仕事をだんだん減らし、空に浮かんでる雲を眺めたり、家でストレッチやヨガ、瞑想などをして、とにかく家に引きこもった生活をしていた。スマホも電源を切って、パソコンもひらかず、食事も自分で握ったおにぎり1個を食べるくらい(ほぼ1日1食)を食べる生活を1週間ほどしていた。

 

たまにスマホの電源をいれ、誰かのブログやフェイスブックを見ていた。そこでたまにチェックしていた坂爪圭吾さんが「1週間くらいだったら誰でも家を捨てることができるからやってみては?」みたいなことを書いていて、なぜかピンときて「やろう!」と思ったのがきっかけだった。

 

それが最初の「わんコイン家出」。

これは所持金を500円(電車の片道代)だけ持って、誰かのお家に泊まり、そこで何か仕事をして次の交通費(500円以上)を稼ぎ、また次のお家へ。。。という企画だった。「泊めてもらう&ご飯もらう&お金をもらう」というおんぶに抱っこ状態。当時の自分が発想した企画で、最低限のお金でどれくらい生きていけるか実験したかった。さすがにいきなり無一文はかなりの抵抗があったので500円だけ財布に入れることにした。その他クレジットカードなどは持っていかない。スイカなどの電子マネーも持っていかない。

 

実際に、家を出るまでがすごく怖かった。お金が財布にある安心感はすごくあるんだと改めて感じた。本当に困ったら交番やら近くの人に事情を説明してお金を借りたらいいんだとうけど、なんたって僕はすごく人見知りだし、なんかそれがとてつもなく恥ずかしいことのような気がしていた。

 

冗談ぬきでガクガク震えるくらいの恐怖と不安だった。

それでも、ピンときた衝動に従いたくて、わくわくと不安が入り混じっていた。

 

道中いろいろあり(省くのかよ 笑)、結果としては、4泊5日過ごして家に戻ってきた。しかも500円だった所持金は3000円くらいになっていた。世界には神々がいるんだと本当に思った。

 

 あのときの達成感はすごかった!

今まで「石橋を叩いてたたいて壊して、渡らない」くらい慎重な自分だったのだけど、ピンときた衝動で動くことができた自分がとても嬉しかったから。

 

周囲と比べればもっとすごいことをした人はたくさんいる。世界一周とか、無一文でヒッチハイクとか、家なしで日本中を放浪とかとか。もうきりがないくらい。そんな人たちと比べて「自分まだまだだな」と思うこともあるけど、それは何か違う。「何をやったか」ではなく、僕が僕を通して体験したことがすべてだと思うから。体験するのとしないのとでは雲泥の差がある。体験しなくても多くのことは語れるが、そこには重みがない。

 

あの時から少しずつ、行動することの楽しさを覚えていったんだと思う。あの時って言っても今年の9月だけど(笑)また旅の詳細については気が向いたら書くかも。

ではでは。