たなぼた生活

ゆるゆる やりたいことをやる人生を。「棚からボタモチ」みたいな生き方を実験中♪

自己否定ゲーム ~自分の内側が世界をつくる~

自己否定観を持ってると、現実でどんどん「自分を否定する現象」をつくり出すんだと思う今日この頃です。本人は自分がつくっているという自覚はなく「あなたが攻撃してくるから、私は傷ついた」って言います。書いてて痛々しいけど、僕の体験談を。

 

ここ数年まで僕はめちゃくちゃ自己否定が強かった。中学校、高校とだんだん自己否定が高まっていった感じ。週や月によって波はあっただろうけど、根本的には変わらず、大学、社会人になっていった。

 

大学を卒業して、小さなITの会社に入社したんだけど、もうそこでダメダメだった。何やってもダメ。いま振り返ると会社の体制としてもいろいろあったんだろうけど、その状況ですら自分の中の自己否定観がつくっていたんだと思う。

 

パワポで資料つくってもダメだし、知識がわからずまったくついていけない、質問しようにも質問すらわからない。会議のために資料をコピーするのすら間違えないかとびくびく。そのうち先輩社員と話すのも嫌になってきたし、朝の満員電車に乗るのも苦痛。おまけに会社に行けば「壁ドン(怒って壁たたく)」する先輩社員もいて怖かったし、とにかく逃げたくてしょうがなかった。

 

新人なんてどこも大して変わらないのかもしれない。でも、僕はどんどん自分を追い詰めていった。結局、最後は会社に行けなくなって、1年半で辞めてしまった。辞めて一時的に楽にはなったけど、辞めてしまった自分自身に対して責めてしまい、自己否定の負のスパイラルが永遠と…。

 

もうこんな自分は嫌だ。

 

そう心から思って、数年もがいてもがいて。今は当時に比べたら「同じ人間か?」ってくらい幸せ。100%キラキラ毎日幸せです!って訳じゃないけど、感情の上下を感じつつ、根本は穏やかって感じ。

 

思春期の頃から「消えたい」って気持ちが強くて。そんな気持ちを持ってはいけないとまたそれを否定で抑える、そんな毎日でした。TVを見ればニュースは暗く、バッドエンドの小説や映画が好きでした。明るく、楽しそうにしてる人を見れば「ケッ」って感じで斜に構えて見てたし。

 

でも、本当は自分だって

楽しみたかった。

幸せになりたかった。

笑顔で毎日過ごしたかった。

 

そんな「ネガティブ魔族」だと、どんどんそこをサポートしてくれる人が現れる。世界はほんと優しいし、意図通り(皮肉)。自分のことを「そんなんじゃダメだよ」と責めてくれる人が現れたり、駅では喧嘩してる人見かけ嫌な気分になったり、細々した失敗ばかりが続く。世界が灰色の雲に包まれていくように感じた。

 

そこから劇的にこんなことがあって!みたいな急展開は僕にはなかったけど。徐々に自分の内側を観察していった。怒りやら悲しみやら。5年くらいかかってようやく今だんだんと「あ、そうか」って腑におちてわかったきた。今年はよくお風呂で泣いた。

 

ほんと人って変わりたいと思えば、変われるんだなって感じる最近です。

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