たなぼた生活

ゆるゆる やりたいことをやる人生を。「棚からボタモチ」みたいな生き方を実験中♪

【会社を辞めたいけど辞められない人へ】時には逃げてもいい。逃げた先に希望がある。そこは会社であって社会ではない。

僕の周りで、会社員をやっていて苦しんでいたり、悩んでいたり、体調不良になっている人がいる。うつ病胃潰瘍など精神的にも肉体的にも「サイン」が出ている人をo多く見かける。普段、電車に乗っていても人身事故で電車は止まるし、精神的な疾患が増えている印象を受ける。なんだか今の日本社会に対してとても窮屈に感じる。これって何だろうって日々考えていた。


僕はそれは「選択肢が限られていること」だと思った。


「選択肢を広げることで人生に希望が持てる」

僕の経験談を書く。

僕は大学を卒業し、新卒であるIT企業に入社した。そして、経緯は省くが1年半経った頃、会社に出勤できなくなった。多くの方が心配してくれ相談にのってくれた。その時いろんな人にこう言われた。

 

「1年半で辞めるなんてもったいない。仕事について何もわかってないだろ」
「そんなにすぐ辞めたんじゃ、今後どこでもやっていけないよ」
「単なる逃げだろ。逃げんなよ」
「とにかく3年はやるべきだ」

 

恐怖だった。

ただこれらのことは世の中で耳にタコができるほど言われている。そしてこれらの意見はある意味では「正論」だと思う。時に正論は人を苦しめるし、追い込む。逃げ場がない。何より経験がない僕は圧倒的に弱い。

 

僕はそういう意見を聞けば聞くほど「自分がダメな人間なんじゃないか」「もう社会で働くことなんてできないんじゃないか」という恐怖を感じ、どんどん小さくなっていった。自己否定がとまらなかった。そんな精神状態なのでマトモに仕事もできやしない。まさに負のループだった。

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そんなとき、入社する時お世話になった鈴木さん(仮名)がら飲みの誘いがあった。自分の状況を相談すると、こう言われたのである。

 

「折山くん、もう辞めちゃいなよ。今あなたは辞めたがっているよ。辞めた後に気が付けばいい。やっぱり続けたかったって言えばまた戻ってくればいいし、違う道があると思えばそっちに行けばいい。辞める選択をした後で見えてくることがあるよ」

 

衝撃だった。
そんな発想したことないし、今まで周囲の人間は誰も言ってくれなかった。「辞めてもいいだって!?」最初、僕は混乱した。

 

その後、少し冷静になり、改めて「辞めるか」「辞めないか」の2つの選択肢を考えた。僕は初めてそこで岐路にたったのだと思う。それまでは無意識に「辞めない」選択肢しか見ていなかったのである。でも本音は「辞めたい」だったのだが、無視していたのだ。「辞める」選択肢を頭で考えることすら禁止していたのである。ある意味では変化が怖かったんだと思う。

 

結局、僕は辞めることを決意した。

周囲にどう思われようと関係なかった。

本音に従った。

 

ここで注意してほしいのが僕は「絶対辞めるべきだ」と言いたいのではない。いろいろ考えた末「辞めない」という選択肢も正解だったと思う。本来どちらの選択肢も正解であると思う。なぜなら、状況は一人ひとり違うし、辞めた後にどうするかも関わってくるからだ。ただそれは振り返ってわかることだけど。

 

何か「間違った選択」をしたとしても、その後その選択を正解にもできると僕は思う。それはその人次第である。ただ行動してみないことには結果すらわからない。


一度両方の選択肢を見てほしい。さらに言えば、第3、第4の選択肢だって出てくると思う。選択肢、方法はいくらでもある。

 

そこを少しでも意識できれば、もっと多くの人が生きやすい世の中になるんじゃないかと予感している。時には逃げてもいい。全力で逃げてほしい。

 

いま何かの選択で悩んでいる人にヒントになればいいなと思う。


人生は決断の連続だから。